ラブジョイ彗星
C/2007 E1 (Lovejoy)

 ラブジョイ彗星(C/2007 E2)は2007年3月15日にオーストラリアの観測家テリー・ラブジョイ氏(Terry Lovejoy)によって発見されました。この彗星は3月27日に太陽に最も近づいた後、4月25日には地球から0.4天文単位(約6千万キロメートル)の距離まで接近しました。下の画像は地球最接近後の4月29日未明に美星天文台の101cm望遠鏡で1分15秒おきに撮影した彗星連続写真を合成したものです。彗星は太陽系の中を移動してゆくため、地球から見ると背景の星(遠くの恒星)に対して時間と共に位置が変化して見えます。
 ※この彗星は、真夜中を過ぎないと観測できないので、残念ながら夜間観望会で見ることはできません。
101cm望遠鏡で撮影したラブジョイ彗星。2007年4月29日午前3時37分から50分までの画像を背景の星を基準に合成した。

[掲載日:2007.4.30]




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