撮影は2017年4月19日に、美星天文台の口径101cm望遠鏡に冷却CCDカメラを取り付けて行いました。
1枚目は午前3時33分26秒から35分52秒まで、連続して撮影を行い、18枚の画像を重ね合わせてアニメーションにしています。
画像1枚当たりの露出時間は3秒、フィルターは使用していません。視野の広さは1°の約8分の1(満月の直径の約4分の1)です。
画像の右上(北西)へ移動していく物体が小惑星で、撮影時の小惑星と地球との距離はおよそ280万kmでした。
2枚目は午後7時57分から2分間、長時間露光を行ったものです。望遠鏡は恒星を追尾しているため、時間が経過しても恒星は点状ですが、
小惑星は恒星に対して北東から南西(右下)へ移動しており、露光時間の分だけ線が伸びています。
2枚目の画像の視野の広さは1°の約4分の1です。
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