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小惑星「でんちゅうくん」が
命名されました


小惑星(41502)Denchukun(でんちゅうくん)
 井原市のマスコットキャラクター「でんちゅうくん」が小惑星の名前になりました。
 小惑星「でんちゅうくん」は、美星天文台に隣接する美星スペースガードセンターの観測者チーム「バッターズ」が2000年8月24日に発見した小惑星です。
 発見直後は 2000 QK147 という仮符号で呼ばれていましたが、その後の詳細な観測で軌道が精度よく求められ、(41502)という小惑星番号が付けられました。 小惑星の名称は発見者が提案することができますが、観測者チーム「バッターズ」が所属する NPO 法人「日本スペースガード協会」の厚意で井原市に因んだ名前を提案することになりました。 そして、国際天文学連合によって提案が認められ、同連合の小惑星センターが発行する小惑星回報(Minor Planet Circular)の4月13日付発行分で、小惑星(41502)Denchukun の命名が発表されました。
 以下の画像は美星天文台で2016年3月2日に口径101cm望遠鏡で撮影した小惑星「でんちゅうくん」です。2枚目は30分間隔で撮影した静止画3枚を繋ぎ合わせてアニメーションにしたものです。
小惑星「でんちゅうくん」は火星の軌道よりも外側を、およそ3.6年の周期で公転し、直径は2km〜5kmと推定されます。
img01
img02
 なお、アニメーションでは小惑星が右(西)へ移動している様子が分かります。 惑星のような天体が東へ移動して見えるのを「順行」、西へ移動する場合は「逆行」と言います。 撮影時は地球とその比較的すぐ外側を回る小惑星「でんちゅうくん」との距離が近い「衝」の直後で、このようなときは観測者からは小惑星が逆行して観測されます。


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