101cm望遠鏡による惑星状星雲

観測者 大沢真也 (岡山県浅口郡里庄町)
小型ながら明るい惑星状星雲を撮影してみました.
こういった被写体は101p望遠鏡の得意とするところだと思います.
また,惑星状星雲は倍率を上げても像が薄くならない性質がありますので,
機会があれば眼視による高倍率で観望してみることをおすすめします. 

共通データー
D=1.01m f=6m F:6 ナスミス焦点(レデューサー使用)
カメラ:PENTAX K10D ISO=1600 ノイズ除去,露出30秒での連写機能使用
使用PC:MACBOOK 、使用ソフト:RegiStax,FhotonNic
画像処理:ガンマ補正,コントラスト補正,RGB輝度補正


惑星状星雲 NGC6543
通称キャッツアイ星雲です.
小型の望遠鏡では青い円盤状にしか写りませんが1m鏡では微妙な色の違いや猫目状の構造が写ってくれます.惑星状星雲の中でもこの望遠鏡向きの天体です.
撮影日時:2008.06.01 0:52〜1:27 露出30秒の画像を30枚コンポジット合成
総露出時間15分 被写体を中心にトリミング


惑星状星雲  NGC6826
通称まばたき星雲です.
少しピントが甘くなってしまいましたが人の目のような感じが解るでしょうか.
撮影日時:2008.06.01 1:29〜1:59 露出30秒の画像を25枚コンポジット合成
総露出時間12分30秒 被写体を中心にトリミング


惑星状星雲 NGC7009
通称土星状星雲です.
少し時期的に早かったので低高度での撮影になりましたが,土星の輪のような突起や内部の構造がなんとか写ってくれました.
撮影日時:2008.06.01 2:47〜3:41 露出30秒の画像を50枚コンポジット合成
総露出時間25分 被写体を中心にトリミング

[掲載日:2008.12.07]


Copyright(C) Bisei Astronomical Observatory and Observer All Rights Reserved.