101cm 望遠鏡 基本操作復習会

2009年3月7日(土)   参加者 6名

 昨年のユーザーズミーティングで挙がった提案を受けて、101cm望遠鏡の基本操作復習会を行いました。参加者は6名、101cm望遠鏡操作は十数年ぶりという人から半年前資格をとったばかりという人まで、様々です。望遠鏡の立ち上げ、観測時の操作、撤収を一通り参加者のみなさんに行ってもらいました。

 その後、休憩お茶会タイムを挟んで冷却CCD カメラ STL1001E でお試し撮影に移ります。
天気はあいにく肉眼で一等星が見えるかどうか、月の輪郭もはっきりしない程の曇りでしたが、撮影手順などを体験するという意味もあって行いました。

ドーム内で操作を復習
冷却CCDカメラで撮像中

土星 ( 0.2sec 露出、フィルターなし)
なんとか細い線のような環が見えています。

M3 ( 60sec 露出、フィルターなし)
球状星団は雲ごしでも比較的写るようです。 
撮影日時:2009.03.08 01:55 ( 0.2sec )
撮影日時:2009.03.08 02:16

M13(45sec 露出、フィルターなし)
M3が感じよかったので球状星団もうひとつ試してみました。

NGC4565(60sec 露出、フィルターなし)
横から見た渦巻銀河。ダストレーンがうっすら見えています。
撮影日時:2009.03.08 02:41
撮影日時:2009.03.08 03:01

 雲ごしの撮影になってしまいましたが、銀河もなんとか辛うじて受かっています。参加者の方々の間では、特に「室内から撮影できる」ということのインパクトが大きかったようです。野外での撮影がいかに大変かという話題で、ひとしきり盛り上がっていました。
(文、写真選択:村上)  [掲載日:2009.03.15]


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