カラー冷却CCDカメラによる天体の視覚化・
改造WEBカメラによる惑星の撮影

観測者 西明和彦(京都市左京区)  2010年1月23日(土)、11月6日(土)   
<撮影共通データ>
@〜H 101cm望遠鏡(F12)+レデューサー(×0.5)
Atik社 フルサイズカラー冷却CCDカメラ Atik11000C
ステライメージで画像処理
I   101cm望遠鏡(F12)直焦点
フィリップス社WEBカメラ SPC900NCの改造
(レンズを取って、赤外カットフィルターを装着)
<感想>
オートガイドが可能になって、いろんな面で露出時間がもう少し長くなればと思います。
短時間露出のワンショットでカラー画像が得られるのは便利ですね。


@M1(カニ星雲)
 ダークノイズ処理がうまくいかず、縦線が残ってしまいました。


AM42(オリオン大星雲) 
 トラペジウム付近です。赤い星雲がそのまま赤く写るカメラのようです。 
撮影日時:2010.01.23 24:27〜 ( 120sec)
撮影日時:2010.01.23 23:58〜 (10sec)


BM46とNGC2438
 カラーでははっきり緑のリングが浮かび上がって見えます。


CM51(子持ち銀河)
 
もう少し露出時間があれば細かいところまで写ったと思います。
撮影日時:2010.01.23 24:16〜 (60sec)
撮影日時:2010.01.23 26:18〜 (180sec)


DM81
 思ったより腕は見えていますが、10分は露出がほしいところです。


EM64(黒目銀河) 
黒い目が思ったよりくっきりギョロっと写りました。
撮影日時:2010.01.23 27:02〜 (180sec)
撮影日時:2010.01.23 27:37〜 (180sec)


FM97(ふくろう星雲) 
 
ダーク処理がうまくいかず、細かい縦線がたくさん残りました。


GM104(ソンブレロ銀河)
 暗黒星雲が思ったよりくっきりと出ました。
撮影日時:2010.01.23 25:49〜 (180sec)
撮影日時:2010.01.23 27:19〜 (180sec)


HIC434(馬頭星雲) 
 3枚コンポジットしてみましたが、露光不足のため荒さが目立ちます。
ここまでは画像処理で浮かび上がりました。
 カラーデータのコンポジェットって思ったよりうまくいかないものですね。


I木星の動画
(画像クリックで動画へ移動します)
良いシーイングに恵まれました。12mの直焦点でほぼCCDいっぱいに写ります。
 珍しく木星の大赤斑近くの大きな縞一本が消滅しています。
撮影日時:2010.11.06 24:22〜 (120sec×3)
撮影日時:2010.11.06 22:30〜
 [掲載日:2011.05.27]


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