美星天文台で惑星を見よう

 2018年の夏は金星、火星、木星、土星が夜空を賑わせます。夕方の西の空に輝く宵の明星「金星」、特徴的な縞模様の「木星」、美しいリングを持つ「土星」、そして、15年ぶりの大接近で赤い色が際立つ「火星」。個性豊かな惑星の姿を美星天文台でご覧ください。
館内や駐車場が大変混雑する恐れがあります。第2駐車場から天文台まで600メートルありますので、歩きやすい服装や懐中電灯をお持ちください。館内では食べ物の販売は行っておりません。
 夜間公開は金、土、日、月曜日ですが、臨時開館する日があります。詳しくは【開館日一覧】をご覧ください

■ 火星の観望好期
  火星は2年2カ月ごとに地球に接近します。前々回は2014年4月14日、前回は2016年5月31日に最接近しましたが、上記の図のように、最接近の距離は異なり、今回が最も近づく「大接近」となります。見た目が明るくなり、望遠鏡でも大きく見えます。

■ 惑星の見た目(上:肉眼、下:望遠鏡)
 惑星は肉眼では点にしか見えませんが、望遠鏡を使うと、表面の模様などを見ることができます。101cm望遠鏡では、木星は5月中旬〜7月、火星は8月〜9月中旬、土星は7月〜9月中旬が観望時期です。金星は5月〜7月の日没後に観察します。

■ 望遠鏡で見た火星の大きさの変化
 火星は7月31日の最接近のころが望遠鏡でもっとも大きく見えますが、昇ってくる時間が遅く、観察条件はあまり良くありません。 8月中旬は20時ごろから、8月下旬以降は暗くなったら火星を観望できますが、見た目の大きさはさほど変わりません。
 このため、8月中旬〜9月中旬が101cm望遠鏡で火星を観望するおすすめの時期と言えます。


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