お天気カメラが直るまで


天文台でのメンテの1コマです。簡単なものは自前で作ります。



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旧お天気カメラです。2003年から4年間、風雨と暑さに耐えてきましたが、CCDカメラがお亡くなりになりました。思えば、安いハウジングにあり合わせの部品で組んだにしては、良く保ちました。

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本邦初公開。天文台の実験室です。半田付け作業はいつもここです。


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今回は、ヒーターとファンが付いた防雨ハウジングを使用します。思ったより内部のスペースが小さく、電源は旧ハウジングの中に納めることにしました。


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カメラ、ファン、ヒーター、トランシーバー用の12V電源。余っていた秋月電子の電源キットを使用します。


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金属加工は、天文台の工作室で行います。こちらも本邦初公開。ボール盤、バンドソー、旋盤やフライス盤があります。


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今回は、ボール盤だけでOK。


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ネジを切って。


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回路を半田付け。


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これで、結線終了。防雨ハウジングには、画像を電送するトランシーバーを入れました。


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電源は、旧ハウジングへ納めます。


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左の新ハウジングにはCCDカメラ、右の旧ハウジングには12V電源。


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とりあえず室内で動作テスト。定点カメラソフトの定番ListCamのプレビュー画面です。


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電圧が安定せず調査したらトランジスタを1つ反対向きに取り付けていました(-_-;)。付け直したらOK。


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屋上で調整したらできあがりです。


2006.10.23 T.Kawabata


※ 2009.05.29 無線機故障のため有線(BNC-BNCケーブル)に変更  N.Murakami





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