春分・秋分の日は,昼と夜の長さが等しいか

昼の方が長い.

春分の日と秋分の日は,太陽の動きをその中心を基準にし,大気差を考慮せずに計算した場合には昼夜の時間が等しくなる.しかし,昼の時間は日の出から日の入りまでなので,実際には太陽の視半径と大気差による浮き上がり分の2倍(日の出時+日の入り時)が,昼の時間に加わる.従って春分の日,秋分の日ともに昼の方が長くて夜の方が短い.この差は緯度によって異なるが,東京では16分程になり,昼夜の長さが同じになる日は春分の日・秋分の日よりも4日冬至側にずれた日になる.