マウナケア山天文台

1970年開設.アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島の4205mのマウナケア山頂にある天文台.ハワイ大学が全体の管理をしているが,高い晴天率,安定した大気状態,極めて暗い空など世界最高の観測サイトで,各国の望遠鏡が集まる国際的な天体観測センターである.

最初に作られたのはハワイ大学の2.2m反射望遠鏡で,カナダフランスハワイ358cm反射望遠鏡,イギリスの381cm赤外線反射望遠鏡,NASAの300cm赤外線反射望遠鏡,10mケック望遠鏡×2,日本の8.2m光・赤外線反射望遠鏡すばる,8mジェミニ望遠鏡など,まさに世界最大の天文台である.

なお,望遠鏡がある山頂は人間が活動するには過酷であるため,16歳以下の子どもは昇ることは禁止されている.また,山頂で睡眠してはならず,高度3000mの中間宿泊施設ハレポ・ハク(岩の家)まで降りることが義務づけられている.

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