ヨーロッパ南天文台 EuropianSouthanObservatory

1964年開設.チリのラ・セレナ近郊のアタカマ高地ラ・シヤ山にある天文台.ESOと呼ばれ,スウェーデン・ドイツ・ベルギー・オランダ・フランス・デンマーク・イタリア・スイスが共同で作った南天の観測基地.15mサブミリ波電波望遠鏡.358cm・357cm・220cm・150cm・140cmなどの各反射望遠鏡,100cmシュミットカメラ.

1990年に完成した358cm反射望遠鏡NTT(New Technology Telescope)は,コンピュータ制御で鏡面の形状をコントロールする能動光学を取り入れ鏡面のゆがみを補正し,さらには補償光学を採用して地上でも大気の揺らぎを解消できることを証明した画期的な望遠鏡.

なお,ESOでは,同じチリのセロパラナルにも8.1m×4台のVLT望遠鏡を備えた天文台を作っている.

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