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オーストラリアのパークス天文台の64m電波望遠鏡で観測れた電波源のカタログ. 最初のパークス・カタログは1964-66年に,主として周波数408MHz(または635MHz)で赤緯+27度よりも南の南天をフラックス限界約0.8Jyで,2177個の電波源をリストし,緯度別に4回に分けて出版された.電波で見た構造が複雑な銀河面の付近はサーヴェイが行われていない.電波源の名前はPKSに続けて,1950年の赤経の分まで,赤緯の度までを記す.例えば PKS 0036-62. 1969年に上のカタログは1巻にまとめられて,赤緯+20度以南の1780個の電波源について,408,1410,2650 MHzのフラックス,光学的同定などが与えられた. さらに観測は短波長領域に進み,1979年には赤緯+25度以南の2700MHzサーヴェイ(約6800個)が完成した. また1991年には,赤緯+27度以南の8264個の電波源について9つの周波数(80,178,408,635,1410,2700,5000,8400,22000 MHz)でのフラックスを含むカタログ(PKSCAT90)が出版され,電子版も入手できる. 参考文献
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