HR図上で主系列星の上,赤色巨星の左のあたりに存在する水平な星の分布.
星はその進化段階によってHR図上を移動するが,主系列から準巨星分枝,巨星分枝,漸近分枝,そして水平分枝へと動く.
物理的には赤色巨星の次の段階の星の分布のことであり,巨星の段階で生成されたヘリウムが燃えだす(ヘリウム・フラッシュ)ことによって安定している星である.そのため赤色巨星の段階で大きく膨張した星は一時的に収縮する.
ウンゼルト,1968,現代天文学,岩波書店