地球からの視線方向と連星の公転軌道面がなす角が0°に近く,主星と伴星が互いに相手を隠し合う(食)ものをいう.食変光星と呼ばれることもある.
食連星を観測すると,光度曲線から互いの星の相対的な大きさを知ることができ,さらにケプラーの法則,万有引力の法則を用いると星の質量に関することまで知ることができる.
横尾武夫 編,1993,新・宇宙を解く −現代天文学演習,p127,恒星社厚生閣 ウンゼルト,1968,現代天文学,p132,岩波書店