赤経,赤緯の概念

紀元前300年頃,アリステュロスとティモカリスはアルミラ儀(渾天儀と同等のもの)を使用して,個々の星の位置を測定した.その基準となるものは天の赤道からの距離,及び春分点からの距離であった.これは今日の赤経,赤緯の概念と同じである.そして,恒星目録を作った.これは170年後,ヒッパルコス歳差の発見に結びついた.

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参考文献

ダンネマン,大自然科学史2,1978,p.67,三省堂