はくちょう座の神話

大神ゼウスが白鳥の姿に身を変えたものが星座になったとされる.鷲に追われた白鳥はスパルタ王妃のレダにの元に逃げ込む.レダは白鳥を抱き寄せゼウスは思いをとげる.しばらくしてレダは白鳥の卵を2つ産み落とす.一つの卵から後のふたご座になったカストル・ポルックスの兄弟,もう一つの卵からはヘレネ・タイメストラという姉妹が生まれる.

別のギリシャ神話では,太陽神アポロンの息子フェトンが父親の日の車を走らせたとき操縦を誤って天から落ちて死んだ.フェトンの友人のキュクノスが悲しみに打ちひしがれているのを見たアポロンがキュクノスを白鳥の姿に変えて空にあげた.或いは,エリダヌス川に落ちたフェトンをキュクノスが幾たびが探したが,それが神の怒りに触れて白鳥に変えられたとも言われる.

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