青空

光は波の性質を持っており,ごく小さい物質に当たると波が周囲に広がる.これが光の散乱現象である.散乱にはさまざまな種類があるが,太陽光が地球大気中に入射すると大気分子によってレイリー散乱をおこす.この結果,日中は散乱した光が空のあちらこちらから地上に届き空は光って見える.レイリー散乱は光の波長の4乗に反比例しておこる.波長が短い紫色・藍色・青色が強く散乱するため,空全体が青っぽくなり,その結果,青空となる.太陽光が無くなる夜は大気は元の状態・無色透明になる.

ms.gif

参考文献

空の色と光の図鑑 斉藤文一著