アメリカの金星探査機．
1978年５月アトラス・セントールロケットでパイオニア=ヴィーナス・オービター（1号）が打ち上げられ，金星を周回しながらレーダーで表面の様子を調査した．同じく８月にパイオニア=ヴィーナス多重探査航行体（2号）が打ち上げられ，４個のプローブを金星に投下し，本体も金星大気に突入した．プローブの１つは金星表面衝突後も67分間データを送ってきた．これにより金星の高層大気から表面付近の様子まで多くのデータが得られた．パイオニア=ヴィーナス・オービターはその後も金星周回を続け，1986年のハレー彗星の観測を行うなどした後，金星大気に突入して燃え尽きた．
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