文部省の宇宙科学研究所が1985年1月7日に，M-3SIIロケット1号機で打ち上げた，日本初の人工惑星．
ハレー彗星探査機のテスト機であり，開発名はMS-T5．重さ138kg，地球を周回せずに，直接重力圏を離脱し，太陽周回軌道にのった．1986年3月11日にハレー彗星から700万kmのところを通過した．実験衛星とはいえ，ハレー彗星探査機すいせいとほぼ同じ機器をそなえており，水素のコマや太陽圏の磁場を測定して成果をあげた．1995年までは少なくとも運用されていた．
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