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普通は,地上300〜400kmくらいの高さで飛行している.またスピードは秒速7.7kmで,地球を90分間で一周する. 東京〜京都間が約400kmだから,日本地図上で東京〜京都間の長さをはかり,その長さを垂直に立てたあたり(あるいはその3/4くらい)を飛行している.もし地球を,半径5cmの円であらわすと,その2〜3mmくらい外側をスペースシャトルやミールが飛行していることになる. このくらいの高さの軌道だと,地球を1周する周期がおよそ90分間ほどになる.速度は秒速約7.7km.軌道(円軌道とする)の高さが高いほど衛星の速度も周期もゆっくりになる.地上から約36000kmの高さにある衛星では,速度が秒速約3.1kmで周期も23時間56分となる.これは地球の自転周期と同じ.つまり,赤道上約36000kmの高さを回る衛星は,地球と同じペースで回り,しかも地上から見た衛星の位置が変わらない静止衛星である |