平均海水面を陸地まで延長すると地球はなめらかな面でおおわれる.この面をジオイドという.
ジオイドは地球をとりまく重力ポテンシャルの等ポテンシャル面のうちで平均海水面と一致しているものをいい,地下の密度の大きなところで凸型となる.その形を誇張して見ると子午線断面は西洋梨型,赤道断面はじゃがいも型といえる.また,ジオイドに最もよくあう回転楕円体が地球楕円体である.
地団研地学辞典編集委員会編,1970「地学事典」p433,平凡社 大森昌衛,森本雅樹,1997「地学IB」p148,実教出版