潮汐 tide

潮汐とは,月と太陽の引力によって生じる海面や地面,大気の変動をいう.海洋潮汐は満潮や干潮として知られる.

潮汐作用として一般に知られているのは,月に面した側と反対側の地球の海洋表面が膨らむ海洋潮汐である.これは地球を構成する物質が,月に近い側ほど月に強く引き寄せられ,月から遠い物質が相対的に取り残されるために生じる.

地球が自転していなければ,この海面上昇は月が公転する27日周期で地球を一周する.実際には地球は自転しているので,地球上の固定点はゆっくり移動する海面上昇部分を自転速度で追い越していく.このため潮の干満は12時間毎ではなく,約24時間50分に2回ずつ起こることになる.潮の干満にはこの他太陽の引力も効く.2つの引力の向きが重なると大潮,直交すると小潮となる.

はじめに説明したように,地球を構成する物質はすべて潮汐作用を受ける.したがって地球の固体部分や大気も潮汐作用を受け,それぞれ地球潮汐,大気潮汐と呼ばれる.これら潮汐作用は,地球の諸量を測定する場合,考慮に入れておかなければならない効果である.

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