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月面のある地点の位置を表すには,地球の緯度・経度のように,月面緯度・経度を用いる. 月は自転しているので月の中心を通り自転軸に直交する平面によって赤道がきまる.緯度は,赤道からの角度できまり,北側を+,南側を−であらわす.経度は,地球から見た平均の月の中心を通る子午線を,0度と決めている.経度は子午線0度を基準に,東回りに(北から見て東回り)に360度まで測る.このほかに東西方向に±180度まで表す方法と,E,Wで表す方法とがある.例えばコペルニクス山の座標は(340.1°,+9.8°),(−19.9°,+9.8°),(19.9°W,+9.8°)の三通りで表現できる. 参考文献
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