ケルナー式接眼レンズ

略称は,K.ラムスデンを改良したタイプで,1849年にドイツのカール・ケルナーが発明したもの.ラムスデンの眼レンズを2枚貼りあわせて色収差をおさえたので,天体望遠鏡にはよく用いられる.クリアな像が得られるアイピースで,中,低倍率での観察に最適.眼レンズは2枚のレンズを貼り合わせており,熱で接着剤が溶けやすいため,太陽観察には適さない.

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参考文献

田中千秋「図説天体写真入門」立風書房
吉田正太郎「アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編」誠文堂新光社