ドイツ式赤道儀

赤道儀の一型式.極軸の先に赤緯軸をとりつけ,赤緯軸は一方に鏡筒(望遠鏡)をもう一方におもり(バランスウェイト)をとりつけ,バランスを取る.

ドイツ式赤道儀は,コンパクトになるため,移動運用をする小型望遠鏡にこの型式が多い.ただし天体の南中の前後で鏡筒を反転させないといけないという欠点もあり,鏡筒と同じモーメントをもつバランスウェイトが必要なため回転軸にかかる負担が大きいため大型望遠鏡にはあまり用いられない.

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参考文献

天文・宇宙の辞典編集委員会編,1983,改訂版天文・宇宙の辞典,p328,恒星社