概要
|
6月6日午前7時11分から午後1時47分にかけて、太陽の前を
金星
が通過する、「金星の太陽面通過」が起こりました。
次回は105年後となる珍しい天文現象です。
美星天文台では「金星の太陽面通過を見る会」を開催したほか、太陽望遠鏡でビデオ撮影を行い、
金星が太陽の前面を時間をかけてゆっくりと横切っていく様子を捉えることができました。
|
太陽を通過する金星
|
以下は太陽の光と熱を十分に弱めるフィルターを使って撮影した画像を並べたものです。
白く大きな丸が太陽、黒く小さな丸が金星です。
太陽表面にぽつぽつとシミのように写っているのは黒点です。
金星が太陽に対して時間とともに上(東)から下(西)へ移動していく様子が分かります。
金星の見た目の大きさは角度にしておよそ1度の1/60です。
|
|
下の画像は太陽を拡大し、水素が出す赤い光と同じ波長(Hα光)で撮影したものです。黒い丸が金星です。
上の画像は太陽の光球を見ているのに対し、Hα光では光球のすぐ外側にある
彩層
を見ていることになります。
|
|
|
|