古代マヤ常用暦 A.D.500〜900頃
世界のこよみ

・年初: ・暦法:太陽暦

マヤ人は13と20と9という数を重視しており,1カ月が20日で18カ月ある太陽暦を普段は使用していた.この360日の1年を1トゥンという.20トゥンが1カトゥン(約20年),20カトゥンが1バクトゥン(約394年)である.1カ月の20日の日々の名前は,月の名同様に数詞ではなく名前がついていた.1日から,イミシュ,イク,アクバル...と続きそれぞれ神が対応している.

他に584日の金星暦,月の満ち欠けによる太陰暦,260日の祭式暦がある.これらをすべて対応させて運用しており,365,584,260の公倍数37960(約104年)ごとにひとまわりさせていた.太陽暦と金星暦の端数は,うるう日をもうけて実際の観測と適合させていた.アステカもこの暦の多くを継承している.

名前日数名前の意味
1ポプ20ジャガー
2ウォ20
3シップ20
4ソッシ20こうもり
5セック20
6シュル20
7ヤシュキン20太陽
8セル20
9チェン20
10ヤシェ20金星
11サック20
12セフ20新しい火
13マック20
14カンキン20
15ムアン20
16パシェ20
17カヤップ20
18クムク20
19ワィエプ5暗闇?北極星?

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