赤外線源カタログ

赤外線源のデータを集めたもの.

可視領域から長波長側へ20ミクロンまでの近赤外・中間赤外領域では,地球大気の透明度の「窓」である波長域は地上からなんとか観測できるが,それ以上の遠赤外領域では気球・ロケット・人工衛星などによる上空からの観測が必要となる.

近赤外域ではH.L.ジョンソンの測光システムの赤外域への延長(約2千4百星)と,G.ノイゲバウアーとR.B.レイトンによる2ミクロン・サーヴェイ(約5千6百星)とが主要データとなっている.

中間赤外域では,米空軍地球物理研究所のロケット観測によるRAFGLカタログ(約6千1百星,4−27ミクロン)がある.

遠赤外域では,IRAS衛星による膨大なIRASカタログ群 がある.

参考文献

日本天文学会 編,1989,新版星図星表めぐり,p.125−128.