超新星爆発の際の衝撃波面で,星間ガスが強く圧縮され高温になり発光するもの.水素のバルマー線などの輝線放射の他,磁場と超高速電子との相互作用によるシンクロトロン放射も観測される.
超新星残骸の形状はさまざまで,かに星雲のような不規則な形の破片型,はくちょう座の網状星雲のような球殻状の網状ループ型,円弧フィラメント型,拡散型などがある.
宮本昌典編 「現代天文学講座8 銀河系」 恒星社