月待

江戸時代に流行した,二十六夜などの月が昇るまで,寝ないで宴会をしながら待つ行事である.

これは中秋の名月をみるお月見とは関係がない.(道教系の庚申待ち,修験道と関係が深い)十三夜待ち,十九夜待ち,二十三夜待ちなど色々な月待があり,それぞれ密教系の菩薩に対応している.たとえば最も多い二十三夜待は勢至菩薩を祭る.起源は室町以降である.明治になると激減しほとんど行なわれなくなった.

ai.gif