二十三夜待

月待の一つで二十三夜に行われたもの.月待の中で最も盛んに行われたもの.三夜様,三夜供養とも呼ばれた.

今に残る石塔の中でも二十三夜塔は目につく.正月,五月,九月に行われることが多く,勢至菩薩を祀ること,必ずしも講単位で行われたものではないこと,午歳のものが祀ること,夜更けまで遊びに興じたことが知られている.

十一月の新嘗祭に関係するという説もある.

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参考文献

飯田道夫,1992,日待・月待・庚申待,人文書院
大塚民俗学会,1972,日本民俗事典,弘文堂
岩井宏実,1994,民具の歳時記,河出書房新社