惑星の発見 discovery of planets

初期の古代エジプトの天文学者は「少しも動かない星」として恒星を「少しも休んでいない星」として5つの惑星を,認識していた.また,紀元前2000年頃,バビロニアでも同様に惑星を認識し,宵の明星と明けの明星は同じ金星であることが分かっていた.紀元1世紀のエジプトの目録によると,土星:ホルス,火星:赤いホルス,水星:トトの星,金星:明星の神,木星:アモンの神と名づけられている.このように惑星を神の名前で呼ぶのはバビロニアに由来する.

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参考文献

ダンネマン,1977,大自然科学史1,P73-96,三省堂