こいぬ座の神話

アテネの王イーカリオスは,ディオニューソス(酒の神でバッコスともいう)が訪れたとき歓待したお礼にぶどうの木を授けた.彼はぶどう酒を作り,隣人たちに振る舞っていたところ,酔った人たちは毒を飲まされたと勘違いをして彼を殺してしまった.イーカリスに可愛がられていた忠犬マイラは王女エーリゴネーを導き,王の死を教えた.悲しんだ王女は自殺したが,忠犬マイラその墓を守り,そばで死んだ.このマイラがこいぬ座のモデルである.