こいぬ座
ギリシャ神話

学名:CanisMinor・略符:CMi・概略位置:赤経7時30分・赤緯+6度・20時南中:3月16日・肉眼星数:32・星座面積:183平方度

おおいぬ座と天の川を挟んで向かい側にあるのがこいぬ座だ.星座の形を想像するのは難解だが,1等星プロキオンは全天第1の輝星シリウスが東の地平線に顔を出す前に先だって上がって来るところから,古くから注目されていた

α星プロキオンはギリシャ語で「犬の前に」の意味がある.ドイツのベッセルは,シリウスについでこの星の動きにもふらつきがあることを見つけ,1896年,アメリカのシェベールが11等星の白色矮星の伴星を発見した.β星ゴメイサは“かすかな”とか“泣いている”といった意味がある.