1990年3月19日,月探査機ひてんから分離され,月を回る軌道に入って月の孫衛星となったと思われる,宇宙科学研究所の月探査機.重量わずか11kgで,日本の人工衛星としてはおそらく最小.搭載されていたビーコンが故障して電波をださないので,本当に月を回っているかどうか確認がとれていないが,分離時のスラスター噴射の光を地上の1m望遠鏡で観測できたので,成功とされている.
Jane's,Spacecraft Directory,Interavia 宇宙開発事業団編,NASDAノート95,宇宙開発事業団