マントル

地球のマントルはモホロビチッチ不連続面から深さ約2900kmにあるグーテンベルク不連続面までを指し,その質量は地球質量の約7割,体積は地球体積の約8割にもなる非常に大きな領域である.

マントル全体の構成物質は必ずしも良く分かっていないが,超塩基性岩である,かんらん岩からできているとする考え方が一般的である.また,マントルにおいては対流運動が起こっていると考えられており,この対流運動をマントル対流と呼ぶ.マントル対流はプレートテクトニクス理論で主張されているプレート運動の原動力と考えられている.

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参考文献

松井孝典,田近英一,高橋栄一,柳川弘志,阿部豊,1996「岩波講座 地球惑星科学1 地球惑星科学入門」p86ー89,岩波書店