中間圏

高度約50kmから約80kmまでの領域であり,高度があがるとともに気温が下がる.これは成層圏で暖められた空気が上昇して膨張するからである.また,成層圏と中間圏はまとまったひとつの風系を成しており,力学的にみると違いはない.つまり,二つの領域の区分はあくまで気温分布にだけ基づいたものであり,本質的な違いはない.

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参考文献

松井孝典,田近英一,高橋栄一,柳川弘志,阿部豊,1996「岩波講座 地球惑星科学1 地球惑星科学入門」p65ー67,岩波書店
大森昌衛,森本雅樹,1997「地学IB」p97,実教出版