太陽のエネルギー源は高温高圧の中心核における核融合反応である.これは4個の水素原子核から1個のヘリウム原子核をつくる反応で,その際の質量欠損によりエネルギーが発生する.
発生したエネルギーは最初は放射,次いで対流により表面まで運ばれ最終的には表面より放射として(つまり光のエネルギーとして)放出される.
この1回の反応で出るエネルギーは,4.4×10-12ジュール.全放射エネルギー(3.8×1026ジュール・毎秒)を考えると,太陽は毎秒400万トンずつ軽くなっている計算になる.