1640年ころから1700年ころにかけて,太陽面にはほとんど黒点が観測されなかった.この時期をマウンダー極小期と呼び,地球では寒冷な気候が続いたと記録されている.
黒点が長期間出現しなかったり,逆に数が比較的多かったりする時期が続くと,地球の気候が影響を受けることがほぼ明らかとなってきた.このことを利用して気候の影響を受けている珪化木(木の化石)等を使って,古代の太陽活動の変化を推定しようという研究も行われている.