オルソスコピック式接眼レンズ

略称は,OrまたはOR.アッベ式とプローセル式の2タイプあるが,本来は,E.アッベが顕微鏡の高倍率用として設計した接眼鏡のことを言う.

オルソスコピックとは,歪曲がない像が見えるという意味で,高倍率用としては最高の性能を示す.実際には,メーカーによって,または製品によってかなり性能にばらつきがある.ケルナー式同様,接着剤でレンズを貼り合わせてあるため,太陽観察には使用しないようにする.

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参考文献

田中千秋「図説天体写真入門」立風書房
吉田正太郎「アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編」誠文堂新光社