時を刻む間隔を一定にせず,季節や時刻により変化させる時刻の表し方・制度.日本では江戸時代は朝と夜をそれぞれ6等分する不定時法が採用されていた.
定時法は,細かく時間を切って様々な活動をするには便利な方法だが,時計が普及するまではなかなか浸透しなかった.対して,不定時法では日が暮れるときを六つというふうに時刻をさだめ季節により変化させる.これによって,太陽の方向などの自然の様子から時刻を知ることができる.