十干

甲,乙,丙,丁,戊,己,庚,辛,壬,癸で,日時等を数えるための記号.中国が起源で,少なくとも漢の時代には使われていたようだ.殷の頃に既にあったという説もある.発生は十二支とは別と考えられるが,周王朝の時代(漢時代などの異説あり)に,十二支といっしょに使われるようになった.それぞれの意味は,草木の成長の様子を表わしたもの.

最初の用途は,日を数えるのに使われた.1カ月を上旬,中旬,下旬とわけ,その1旬の間を十干で表わした.1月は月の満ち欠けの周期29〜30日で測っていた.

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