マルカリアンカタログ MarkarianCatalogue(MRK)

B.E.マルカリアンらはビュラカン天文台の1mシュミット望遠鏡に対物プリズムをつけて,銀河のスペクトルを観測し,紫外領域での連続光が強い銀河1515個を発見した.

発見された銀河のリストは,1967−1981年にわたって15編の論文としてAstrofizika誌に発表された.紫外光超過をもつ銀河(マルカリアン銀河)の中には,セイファート銀河やQSOのように活動性が高いものが多いので,マルカリアン銀河は銀河研究者の注目を引き,多くの観測が行われた.1989年に1469個のマルカリアン銀河の観測データをまとめたカタログが編纂された.形態分類,スペクトル型,測光データ,絶対光度,IRAS衛星による赤外フラックスなどが記載されている.

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参考文献

Markarian,B.E. et al.: 1989, The First Byurakan Survey. A catalogue of galaxies with UV-continuum, Comm.Special Astrophysical Obs., 62.
日本天文学会 編,1989,新版星図星表めぐり,p.103.