小・中質量星の進化の最終段階で,恒星表面から放出され拡がったガスが輝いて見える星雲.
望遠鏡で観察すると惑星のように円形に見えることから,W.ハーシェルによりこのように名付けられた.形は必ずしも球対称ではなく,様々な形の惑星状星雲が知られている.太陽も,あと50億年ほどたてば,このような惑星状星雲になると考えられる.
なお,最近は恒星系形成初期の原始惑星星雲と紛らわしいので惑星状星雲という言葉に代わる新しい用語を考えるべきという意見もある.