新星型変光星 nova-like variable

激変星の一種.この星は直接的に新星のような爆発現象は観測されないが,爆発後の新星の明るさの微妙な変化によく似た明るさの変化 を起こす.

これは伴星から白色矮星側に流れ込むガスの量が比較的多く,降着円盤は形成されるが,流れ込むガスの量とほぼ同量のガスが定常的に降着円盤から白色矮星に落下していると考えられている.つまり,流れ込んだガスが降着円盤に溜まって,一気に白色矮星に落下して,爆発するいうことがないため突発的に明るくなる現象が起きないのである.

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参考文献

北村正利,1992,連星 −測光連星論−,p257,ごとう書房