写真乾板でフィルターを使わずに測定された天体の見かけの等級.初期の写真乾板は青色の感度が良かったので,波長感度分布の重心は青色の420nmあたりである.
20世紀初め頃から使われた. mpg と表記される.さらに,増感された写真乾板に黄色フィルターを使って肉眼に近い波長感度分布を持たせて測定された等級が写真実視等級( mpv )である. mpg と mpv による写真測光システムは旧国際式システムと呼ばれる.今ではUBVシステムにとって代わられた.
ウンゼルト 現代天文学 岩波書店