1596年8月13日,ドイツの牧師ファブリツィウスはくじら座に見なれない星を発見した.その後,ゆっくり暗くなったので,新星が減光していったと思った.1638年,オランダのホルワダはこの星が1年近い周期で明るくなったり,暗くなったりしていることに気づいた.非常に驚きだったので,「驚異の星」という意味でミラと名づけられた.これが最初の変光星の発見である.
その後,1667年にイタリアのモンタナリがアルゴルを発見し,さらにはくちょう座χ,うみへび座R,しし座Rと発見が続いた.
岡崎 彰「奇妙な42の星たち」誠文堂新光社,1994 ほか