バビロニアでは月と太陽の運動が詳しく研究され,18年と11日で月がその位相,交点,地球からの距離,天空上での位置がほとんど等しいことを発見した.これはサロス周期と呼ばれている.これはほぼ以下の数式が成立することに由来する.
223朔望月=242交点月=239近点月=241恒星月.ただ,ノイゲバウアーはこの発見に疑問を抱いている.
ダンネマン,1977,大自然科学史1,P90-93,三省堂 矢野道雄,1982,天文学史,P36,恒星社厚生閣 ノイゲバウアー,1984,古代の精密科学,P129-131,恒星社厚生閣