タレスは哲学と自然科学で活躍した最初のギリシャ人で,紀元前624年頃生まれた.タレスはバビロニア人がサロスと名づけた日食がおこりやすい周期を利用して,BC585年5月28日の日食を予報したとされているが,真偽は定かでない.ただ,タレスの世界観は大地は一つの円盤で,その円盤の上に天が水晶の鐘のように円蓋を作っているというものであった.
ダンネマン,1977,大自然科学史1,P216-230,282-298,三省堂 桜井邦朋,1990,天文学史,P28-33,朝倉書店