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名:Telescopium・略符:Tel・概略位置:赤経19時00分・赤緯:−52度・21時南中:8月24日・肉眼星数:32・星座面積:252平方度 いて座とみなみのかんむり座の南側に接している星座.南天の星座は,まず,1603年にドイツのバイアーによって南天の12星座が描かれたが「ぼうえんきょう」は18世紀にフランスのラカイユによって制定された.望遠鏡の発明は17世紀初頭のことで,この星座の作られた頃は対物レンズの色収差が大きく長焦点のものがさかんに作られていた時代であった.このためラカイユの星座絵でも長大な屈折望遠鏡が描かれ,架台も今でいう経緯台式のものとなっている.望遠鏡はラカイユとは別に,ウィーン天文台のヘルによってふたご座の中に「ハーシェルの望遠鏡」が作られたが,今は古星図に残るのみである. |